宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 2/14 10:10 更新 太陽風が穏やかになり、オーロラ活動はとても静かです。小規模ですがフレア活動が見えています。 担当 篠原 太陽風の速度は更に低下して、360km/秒に下がりました。 通常レベルと比較して、やや遅めという速度です。 磁場強度は3nTと弱い状態ですので、南向き成分も大きな値にはなりません。 このため、オーロラ活動はとても穏やかです。 AE指数のグラフを見ると、ほんの小さな変化が見えている程度です。 過去の太陽風の変化から、セクター境界(太陽風磁場の方向が大きく切り替わる境界)が そろそろ見られるのではと予想していましたが、まだその変化は見えていません。 今日辺りには発生するのではないかと思われるのですが、どうなるでしょうか。 その変化に前後して、太陽風磁場に乱れが発生するかもしれません。 SOHO EIT284カメラの太陽画像には、新たなコロナホールが見えています。 太陽面の中央やや上寄りに左に向かって黒い領域が見えています。 ここから速度の高い太陽風が吹き出していて、3〜4日後くらいから地球に当たる様になるでしょう。 オーロラ活動などが活発になる可能性があります。 放射線帯の高エネルギー電子は再び密度を増しています。 GOES 10,12の両衛星で警戒ラインを越えるレベルに戻ってしまいました。 やはり減衰するには時間がかかります。 太陽面では733,734,735の黒点群が小規模な活動ですが、やや動きを見せています。 Cクラスの小規模なフレアを2回起こし、X線の動画を見ていると、少し元気になっている様に見えます。 規模が小さいため現時点では小さな活動に留まるでしょうが、今後の変化に注意したいと思います。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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