宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 2/12 11:14 更新 太陽風速度の低下は緩やかで、高速状態が続いています(580km/秒)。オーロラもやや活発に続いています。 担当 篠原 コロナホールの影響を抜けつつあり、太陽風の速度は低下に向かっています。 しかし、その変化はとても緩やかで、現在も速度は580km/秒と高速状態が続いています。 太陽風磁場の強度は一段下がって、3nTに弱まっています。 南北の振動は続いていて、オーロラ活動に刺激を与え続けています。 強度が弱まっているために、南向き成分の強さも弱まって来ており、 オーロラの活動そのものはやや低下しています(速度低下の影響もあります)。 AE指数のグラフでは500nTを越える活動が何度も観測されていますが、 全体的な変動レベルは下がっています。 太陽風の速度は更に下がって行くでしょう。 磁場強度が弱まっている事もあり、オーロラ活動は更に低下して行くでしょう。 昨日のニュースで記した様に、 セクター境界や細いコロナホール(SOHO EIT284の太陽画像参照)の影響が 2〜3日後くらいに見られる可能性があります。 再び太陽風に乱れが発生するかもしれません。 先々月の変化では、速度の乱れは小規模でしたが、磁場が大きく乱れたため、 オーロラはかなり活発になっていました。 今回はどうでしょうか。 放射線帯の高エネルギー電子は、現在も警戒ラインを越える状態が続いています。 磁気圏活動が穏やかになると、減少するまでに時間がかかります。 まだ数日間この状態が続くでしょう。 太陽黒点は733,734,735と3つの黒点群がバランスよく並んで見えています。 フレア(太陽爆発)活動は見られず、穏やかな状態が続いています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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