宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 2/ 9 11:18 更新 高速の太陽風が続いています(700km/秒)。オーロラ活動も活発です。放射線帯の高エネルギー電子が増加しつつあります。 担当 篠原 コロナホールによる高速の太陽風が続いています。 ACE衛星の観測によると、太陽風の速度は昨日からほとんど変化がなく、 700km/秒前後ととても高速な状態です。 磁場強度は5nTと普通のレベルです。 しかし、南北成分を見ると(ACEデータの赤線)、 南北に(マイナス、プラスに)激しく変化している様子が見えます。 この影響でオーロラがとても活発に活動しています。 AE指数のグラフを見ると、1000nT規模の大きな現象が幾度も発生しています。 磁場の南北変動が現在も続いていることと、速度がとても速い事から、 今後もオーロラ活動は活発に続きそうです。 今は天気が悪い様ですが、アラスカのオーロラライブでオーロラが楽しめるかもしれません。 高速太陽風は、もう2〜3日程度続くと予想されます。 高速風の影響で、放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。 そろそろ警戒ライン(10の4乗の線)を越えようかというレベルです。 明日以降、更に増加している可能性がありますので、衛星の運用では注意が必要になりそうです。 太陽では、小規模なフレア活動が見られています。 732、733黒点群が起こしていますが、今の所これ以上の活動を起こす事は無さそうです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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