宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 2/ 8 10:44 更新 太陽風の速度がたいへん高速になっています(750km/秒)。オーロラ活動も活発です。 担当 篠原 コロナホールによる高速太陽風領域に地球が入っています。 7日21時(世界時7日12時)頃から太陽風の速度が上昇を始め、 8日4時(世界時7日19時)に750km/秒に達しました。 現在もとても高速な状態が続いています。 速度よりも先に15nTまで上昇していた太陽風の磁場強度ですが、 速度が上がりきった頃から低下を始め、現在は8nTくらいまで下がっています。 このことから、太陽風の速度の上昇は一段落ついた様です。 太陽風磁場の南北成分(ACEデータ赤線)を見ると、比較的頻繁に南北に変化しています。 磁場強度が強まっているため、南を向いた時には-10nT近い強い変化が起こっています。 速度が高まっている事と相まって、オーロラ活動を活発にしています。 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフでは、 1000nTを越える様な強い活動が数度にわたって観測されています。 現在も500nT規模の変化が続いており、オーロラは活発に続いている様です。 高速太陽風はこれから3〜4日程度続くでしょう。 非常に速度が高いので、太陽風磁場の南向きが見られるとオーロラも活発になりそうです。 太陽面では、732黒点群(旧720黒点群)の姿がはっきり見えて来ました。 もう、すっかり弱まっています。 今周期に大きな問題を起こす事はないでしょう。 一方、732黒点群の左下、太陽の東縁(左縁)に別の黒点群が見えています。 番号がまだ書かれていませんが、733黒点群です。 現在、こちらの黒点群が活発に活動していて、Cクラスの小規模フレアを数回起こしています。 今後の活動に注目です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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