宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 2/ 1 10:27 更新 太陽風の速度が再上昇しました。現在は600km/秒。オーロラがとても活発に活動しています。 担当 篠原 昨日お知らせした様に、太陽風の速度が再び上昇し、 31日19時(世界時31日10時)に650km/秒に強まりました。 太陽風の磁場強度も連動して強まり、最大で10nTを越えるほどになりました。 南北成分も大きく変動して、度々-5〜-10nTと強い南向きを示しています。 このため、オーロラ活動も活発で、 AE指数のグラフでは最大で1500nTに達する激しい変動も観測されています。 アラスカで観測された昨夜のオーロラを動画で紹介します。一瞬、ものすごい明るさで輝いています。 現在の太陽風は、速度がやや落ちて600km/秒になっています。 磁場強度もやや下がって8nTになっています。 第二波の高速風も最高値は越えた様ですが、依然速度、磁場強度とも高いレベルです。 今後も南北成分が大きく振れ続けた場合、オーロラも活発に続くでしょう。 高速風はこれから2日程度かけてゆっくり下がって行きます。 下がりきるまでは、磁気圏も活動的な状態が続きそうです。 放射線帯の高エネルギー電子が密度を増やしつつあります。 まだ警戒ライン(10の4乗の線)には達していませんが、明日、明後日以降注意が必要となりそうです。 太陽のフレア活動は概ね穏やかです。 アラスカのライブカメラで撮影された、31日17時(世界時31日8時)のオーロラ活動。 (c) NICT/SALMON SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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