宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2005/ 1/31 09:30 更新 高速太陽風が続いています(550km/秒)。オーロラもやや活発です。 担当 篠原 コロナホールによる高速太陽風が続いています。 速度は600km/秒からやや下がって550km/秒になっています。 磁場強度は6nT程度と普通の強さですが、南北成分が激しく南北に振動しています。 その影響でしょう、オーロラ活動がやや活発に続いています。 オーロラ活動の目安であるAE指数のグラフを見ると、300nT程度の変化が連続して観測され、 時おり500nTを越えるまとまった活動が発生しています。 27日周期のグラフを参考にすると、 前周期はこれからもう一度速度の高い領域を迎えていました(1月4〜5日)。 今日のSOHO EIT284カメラの太陽画像でも、 太陽面の(西寄り)右寄りに、南北方向(縦方向)に黒い筋として コロナホールが伸びているのが見えています。 ここの影響がこれから地球に及ぶため、今周期ももう2日ほど高速風が続きそうです。 太陽面は小さな黒点群が見えているだけです。 X線のグラフもたいへん低いレベルにまだ下がっています。 フレア(太陽爆発)活動はとても穏やかです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|