宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 1/13 10:24 更新 高速太陽風が続いています(700km/秒)。オーロラ活動もやや活発に続いています。 担当 篠原 太陽風の速度は更に上昇し、13日0時(世界時12日15時)頃に700km/秒に達しました。 高速風はその後も安定していて、とても速い状態が続いています。 一方、磁場強度は12日17時(世界時12日8時)頃から弱まり始め、現在は5nT程度に戻っています。 27日周期の図を参考にすると、半日程度変化の様子が早まっているように見えます。 太陽面のコロナホールの分布に変化があったためでしょう。 高速風は今日一杯は高い状態が続き、明日から緩やかに低下に向かうと思われます。 15日が終わる頃に通常レベルに戻っているのではないでしょうか。 高速風に刺激され、オーロラ活動が活発になっています。 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフを見ると、500nT前後の活動がほぼ連続して観測されています。 また、1000〜1500nTに達する様な激しい変動も度々観測されており、 極域の空はオーロラでかなりにぎやかだったようです。 高速風は現在も続いていますが、磁場強度が次第に弱まっていますので、 今後は極端に激しい活動が見られることはないでしょう。 速度が高い間は、太陽風磁場が南を向いた時(ACEの赤線がマイナスに振れる)に合わせて、 活発なオーロラが見られます。 太陽面では、720黒点群が急速に規模を拡大しています。 画像でも目立つ大きさに成長しています。 しかし、フレア(太陽爆発)活動は穏やかです。 718群も含めて、目立った変化は観測されていません(GOES衛星のX線の図を参照)。 今の所は小規模フレアに対する注意で良さそうですが、720群の更なる発達には注意が必要でしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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