宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 1/11 09:03 更新 太陽風は通常レベルで、磁気圏は概ね穏やかです。明日からコロナホールの影響が始まるでしょう。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、太陽風は速度400〜450km/秒で通常の速度が続いています。 磁場強度がずっと10nTと強い状態が続いていましたが、 11日5時(世界時10日20時)頃に何かの切り替わりがあった様で、強度が5nTに下がっています。 太陽風磁場の南北成分は、それまでは北寄りに推移していたのですが、 磁場強度の減少の頃から南寄り傾向に変わっています。 -5nT程度の十分な南向き磁場がもたらされており、オーロラ活動に繋がっています。 速度が高くないため、大きな現象にはなっていませんが、 AE指数で見ると300nTレベルのオーロラ活動が連続的に見られています。 太陽風磁場の南寄り傾向が続く間、オーロラもこの状態が続くでしょう。 今日一日は、このまま低いレベルの擾乱が見られる程度だと思いますが、 明日以降(早まれば今夜頃から)、コロナホールによる高速太陽風領域に地球が入ると思われます。 27日周期の図をご覧下さい。 前周期のグラフを見ると、12月16日から太陽風速度(緑色線)の上昇が始まっています。 これは、今周期では明日の12日に相当します。 太陽風磁場が強まって、南向き傾向になるとオーロラが活発になります。 太陽風の変化に注目して下さい。 太陽のフレア活動は9日のM2.4フレア以降おとなしくなっています。 718、719群が写真では見えていますが、規模はあまり大きくありません。 小規模フレアを起こす程度でしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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