宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 1/ 5 10:06 更新 太陽風は現在もとても高速です(680km/秒)。オーロラも活動的に続いています。 担当 篠原 私の予想は外れて、昨日、太陽風の速度はもう一段大きく上昇しました。 ニュース発行後、速度は次第に上昇し、4日20時(世界時4日11時)頃に750km/秒に達しました。 その後数時間この状態が続き、日付が変わった5日0時(世界時4日15時)頃から低下に転じて、 現在は680km/秒まで下がっています。 それでも依然大変高速ですので、注意が必要です。 太陽風の磁場は6nTの強度で普通の強さです。 南北成分(ACEデータの赤線)が激しく南北に振れています。 このためオーロラ活動が常に刺激を受け続けていて、 AE指数のグラフを見ると500nT前後の活動が連続的に観測されています。 時に1000nTに達する大きな変動も見られています。 オーロラが活発に極域の空を彩っていた様です。 27日周期の図をご覧下さい。 今周期の太陽風は、前周期から大きく変化しています。 高速風の発生時刻は大まかには同じなのですが、 700km/秒台に達する活発な高速風帯に変わっていました。 この高速風はこれから1〜2日かけて緩やかに低下して行くと思われます。 放射線帯の高エネルギー電子の密度が、両GOES衛星で警戒レベルを越えています。 電子密度は更に上昇するかもしれません。 今後数日間に渡って、高密度状態が続くでしょう。 衛星の運用ではしばらく注意が必要と思われます。 太陽の715黒点群は昨日2つのCクラス小規模フレア(太陽爆発)を起こしました。 4日15時(世界時4日6時)にC3.3、4日20時(世界時4日11時)にC7.3の小規模フレアです。 715群は黒点写真ではずいぶん小さくなってしまいました。 活動度は更に低下していると思われます。 今後も、小規模フレアを起こす程度でしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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