宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2005/ 1/ 4 10:03 更新 太陽風は高速です(680km/秒)。オーロラも活発に続いています。放射線帯電子が増加しています。 担当 篠原 太陽風の速度が再び上昇しています。 昨日、太陽風は速度が650km/秒から620km/秒に下がっていました。 しかし、今日に入って、4日0時(世界時3日15時)頃から再び上昇を始め、 現在は680km/秒にまで上がっています。 これから極端に増加することは無いと思いますが、しばらく注視する必要があるでしょう。 太陽風の磁場強度は次第に弱まっています。 昨日までは10nTありましたが、緩やかに低下して、現在は5nTに下がっています。 オーロラは活発に活動を続けています。 AE指数を見ると500〜1000nT規模の活動が連続的に観測されています。 速度が再び上昇して高速風が続いていますので、これからもオーロラが活発に続く可能性があります。 ただし、磁場強度が弱まっているために、磁場の大きな南向き成分は現れにくくなっています。 このため、大規模なオーロラ活動が発生する事はないでしょう。 高速風は1〜2日程度続くと思われます。 GOES衛星の観測によると、放射線帯の高エネルギー電子の密度が急増しています。 GOES10(青線)は警戒ラインの10の4乗を越えています。 GOES12(赤線)はまだですが、この増加の様子から、 今日の最高値では警戒ラインを越えると思われます。 高速風が続いていますので更に増加する可能性があります。 衛星の運用などではしばらく注意が必要です。 太陽のフレア(太陽爆発)活動はだいぶ穏やかになっています。 715黒点群は規模も小さくなり、小規模な活動に留まっています。 今後も小規模フレアが見られる程度だと思われます。 その他には目立った黒点群はありません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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