宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/12/30 12:23 更新 太陽風磁場の南向き傾向が続き、オーロラもやや活発に続いています。新しい黒点群が中規模フレアを起こしています。 担当 篠原 太陽風磁場の南向き傾向が続いています。 昨日の様な、安定した南向きではなくなりましたが、 -5nT程度のやや強い南向き成分が連続的に現れています。 現在の磁場強度は7nTほどで、南向き成分も-5nTが続いています。 太陽風の速度は通常レベルで、420km/秒を前後しています。 速度が速くはないために、大規模な擾乱には繋がっていませんが、 AE指数のグラフを見ると、 500nT程度のやや活発なオーロラ活動が連続的に観測されています。 太陽風磁場の南向き傾向が続く間は、今後もこの程度のオーロラ活動が継続するでしょう。 また、沖縄の磁場観測によると、 磁場のグラフが通常レベル(青い横線)から最大で50nTほど下がっていました。 弱い磁気嵐状態になっていた様です。 SOHO EIT284の太陽観測が回復しました。久しぶりの太陽画像をご覧下さい。 太陽の中心に大きく丸を描く様に、コロナホール(暗く見えている部分)が見えています。 27日前に太陽の同じ面が地球を向いていた時の画像を比較して下さい。 コロナホールが形はやや変わっていますが、ほぼ同じ位置に見えていることが分かります。 従って、太陽風の変化も27日前と似た傾向になりそうです。 27日前のデータでは、これから3日程穏やかな状態が続き、 その後太陽風の速度が500km/秒に上昇する変動が見られています。 (12月5日の変化は、突発性の現象によるもので、コロナホールとは関係ありません) さて、今周期はどのようになるでしょうか。 コロナホールの位置を考えると、早ければ1月1日から速度の上昇が始まるかもしれません。 太陽では、新しく見えて来た715黒点群が、 30日1時(世界時29日16時)にM2.3の中規模フレアを起こしています。 今後も中規模フレアへの注意が必要とのことです。 また、西に没しつつある713黒点群も、 30日4時(世界時29日19時)にM1.4の中規模フレアを起こしています。 713黒点群は、その他にも小規模フレアを頻繁に起こしていましたが、 太陽面の向こう側に行ってしまいましたので今後は影響ありません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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