宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2004/12/22 11:03 更新 太陽風の速度が480km/秒まで上昇しました、一旦下降しましたが、再び上がりそうです。 担当 篠原 21日14時(世界時21日5時)頃から、太陽風の速度が上昇を始めました。 21日20時(世界時21日11時)頃に480km/秒とやや高速な状態になりましたが、 3時間ほど続いた後、緩やかに下降を始めました。 22日9時(世界時22日0時)頃、速度は400km/秒にもどっています。 太陽風の磁場強度は、速度上昇前に10nTに強まり、その後5nTに下がりました。 21日18時(世界時21日9時)頃に一時的に磁場の南向きが強くなり、 短時間ですがオーロラ活動を活発にしました(AE指数参照)。 その後も、弱めですが磁場は南寄りだった様で、弱いオーロラ活動が続いています。 ACEデータの最新部分を見ると、太陽風磁場の強度が再び10nTに強まっています。 速度も上昇に転じており、これから再び速度が高まるのではないかと思われます。 27日周期の図を参考にご覧下さい。 この図で見ると、昨日の速度上昇がとても小規模だった事が分かります。 上の段の前周期の変化と比較すると、 前周期に見えていたコロナホールの影響は、むしろこれから来るのかもしれません。 もうしばらく太陽風の変化に注意して下さい。 太陽面では713黒点群が規模を拡大しています。 磁場構造の複雑さも増している様で、Cクラスの小規模フレアに対する注意が必要の様です。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|