宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/12/17 09:53 コロナホールの影響で太陽風の速度が高速になっています(600km/秒)。オーロラ活動が活発です。
2004/12/18 11:59 高速太陽風が続いています(620km/秒)。オーロラも活発に続いています。高速風はもう2日程度続きそうです。
2004/12/19 11:21 太陽風の速度は下がり始めました(500km/秒)。磁気圏は穏やかになっています。
2004/12/20 09:46 太陽風は通常レベル(400km/秒)にもどりました。磁気圏はとても穏やかです。
2004/12/21 09:25 太陽風は低速で(360km/秒)、磁気圏は穏やかです。今夜以降コロナホールの影響が始まるでしょう。
最新のニュース

2004/12/22 11:03 更新
太陽風の速度が480km/秒まで上昇しました、一旦下降しましたが、再び上がりそうです。

担当 篠原

21日14時(世界時21日5時)頃から、太陽風の速度が上昇を始めました。
21日20時(世界時21日11時)頃に480km/秒とやや高速な状態になりましたが、
3時間ほど続いた後、緩やかに下降を始めました。
22日9時(世界時22日0時)頃、速度は400km/秒にもどっています。

太陽風の磁場強度は、速度上昇前に10nTに強まり、その後5nTに下がりました。
21日18時(世界時21日9時)頃に一時的に磁場の南向きが強くなり、
短時間ですがオーロラ活動を活発にしました(AE指数参照)。
その後も、弱めですが磁場は南寄りだった様で、弱いオーロラ活動が続いています。

ACEデータの最新部分を見ると、太陽風磁場の強度が再び10nTに強まっています。
速度も上昇に転じており、これから再び速度が高まるのではないかと思われます。
27日周期の図を参考にご覧下さい。
この図で見ると、昨日の速度上昇がとても小規模だった事が分かります。
上の段の前周期の変化と比較すると、
前周期に見えていたコロナホールの影響は、むしろこれから来るのかもしれません。
もうしばらく太陽風の変化に注意して下さい。

太陽面では713黒点群が規模を拡大しています。
磁場構造の複雑さも増している様で、Cクラスの小規模フレアに対する注意が必要の様です。



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



沖縄の磁場擾乱
下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。
(c) NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。