宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/12/20 09:46 更新 太陽風は通常レベル(400km/秒)にもどりました。磁気圏はとても穏やかです。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、太陽風の速度は順調に低下を続け、 通常の速度と言える400km/秒に戻りました。 磁場強度は3〜4nT程度と、こちらも普通の強さで安定しています。 このため、磁気圏のオーロラ活動はすっかり静かになっています。 オーロラの活動度を示すAE指数のグラフには全く変化が見られません。 SOHO EIT284カメラの観測休止状態が続いているため、最新の太陽画像が得られていません。 このため、27日前のデータから今後を予測すると、明日の21日くらいまでは穏やかな状態が続きそうです。 しかし、早ければ明日の夜ぐらいから太陽風磁場の強まりが始まり、 それに続いて太陽風速度の上昇が発生しそうです。 前周期では、最高速度は550km/秒くらいでした。 磁場が強く南を向いた時間帯もあって、オーロラ活動が活発にもなりました(11月25日)。 今周期も磁場の南向き成分の強まりに注意しつつ、速度の上昇に注目して下さい。 高速風の期間は短く、2日程度で終わりそうです。 高速太陽風に続いて良く見られる、放射線帯の高エネルギー電子密度の増加ですが、 今回は目立った増加には至っていません。 10の3乗を越えた程度で、警戒ライン(10の4乗の線)には届かない様に思われます。 太陽では、東寄りにある713黒点群がC1.8の小さな小規模フレアを起こしています。 今後も、穏やかな状態が続くでしょう。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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