宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/12/11 09:28 更新 太陽風の速度が上昇しています。今日の午後に太陽風の衝撃波が到来する可能性があります。 担当 篠原 11日4時(世界時10日18時)から太陽風の速度が上昇を始め、現在500km/秒に達しています。 SOHO EIT284の太陽画像ではコロナホールがある様には見えず、原因ははっきりしません。 磁場強度も5〜7nTと十分な強さがあり、南寄り(赤線がマイナスになる)になった場合には、 オーロラ活動が活発になると思われます。 オーロラ活動の指標であるAE指数を見ると、長い時間に渡って500nT前後の変動が続いています。 ACE衛星の太陽風データの磁場の南北成分(赤線)を見て下さい。 長い時間に渡って南向き(マイナス方向)の-5nTが続いている事が分かります。 この影響で磁気圏にエネルギーが流れ込み、AE指数を大きく変化させていたのでしょう。 現時点では、太陽風磁場が北を向いている(赤線がプラス)ので、 オーロラ活動は低下しています。 9日5時半(世界時8日19時半)に709黒点群が起こしたC2.5の小規模フレアによる高速の太陽風が、 今日の午後以降に地球に到来する可能性があります。 太陽風の速度や磁場の強度・方向によって擾乱の規模は大きく変わりますが、 オーロラが活動的になったり、磁気嵐が発生する可能性があります。 今後の太陽風の変化に注目して下さい。 GOES衛星の観測によると、放射線帯の高エネルギー電子の密度は低下しています。 両衛星とも警戒ラインの10の4乗の線から下がっています。 太陽はとても静穏です。 黒点群は2つありますが、黒点はとても小さく、写真ではほとんど見えていません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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