宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/12/ 8 10:09 更新 高速太陽風が続いています(500km/秒)。オーロラ活動が活発に続いています。 担当 篠原 地球は、コロナホールによる高速風帯にどっぷりと浸かっているようです。 昨日のニュース以降、太陽風速度は500km/秒前後で安定して高速状態が続いています。 磁場強度は5〜6nT程度と通常の強さですが、 ACEデータの赤線を見ると、南寄り(マイナス方向)の傾向が連続的に現れています。 このため、磁気圏へのエネルギーの流れ込みが強まって、オーロラ活動を頻繁に起こしています。 AE指数のグラフを見ると、度々500nTを越える様な変化が観測されています。 オーロラ爆発が極域の空を何度も彩っていた様です。 昨日も書きましたが、SOHO EIT284の太陽画像で見えていたコロナホールの形状を考えると、 この高速風はもう数日続く可能性があります。 今日の太陽画像でも、太陽の中心から右寄りに進んだ場所に、コロナホールの一部が見えています。 しばらく注意が必要でしょう。 一方、GOES衛星の観測によると、放射線帯の高エネルギー電子の密度が急増しています。 GOES10(青線)は、既に警戒ラインの10の4乗の線に達しています。 引き続いて、GOES12(赤線)も警戒ラインに達する恐れがあります。 高エネルギー電子がこの密度を越えると、衛星の運用で障害が発生しやすくなると言われています。 太陽面では、黒点は708群が小さく見えている程度で、709群は番号しか判別できません。 X線のデータを見ると、背景レベルさえもだいぶ下がっています。 太陽のフレア(太陽爆発)活動はとても穏やかです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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