宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/12/ 5 12:36 更新 太陽風は低速で、磁気圏はたいへん穏やかです。これから太陽風の乱れが始まります。 2004/12/ 5 22:43 追加 太陽風の衝撃波が来ました。磁場が強い北向きになっています。これが南転した場合、磁気圏が大きく乱れるでしょう。 担当 篠原 太陽風の速度は300km/秒まで下がり、低速になっています。 磁場強度は4nTで普通のレベルで、昨日からほとんど変化はありません。 磁気圏は大変静穏で、オーロラ活動はほとんど観測されていません(AE指数参照)。 今日、これから太陽風に擾乱が発生する可能性が高まっています。 CME(太陽ガスの放出現象)による衝撃波の到来と、コロナホールによる高速太陽風領域の始まりです。 前者は、急激に太陽風の速度上昇が発生し、急に磁気嵐の発生を起こす可能性があります。 後者はゆっくりと始まります。前触れとして、太陽風磁場強度の強まりが予想されます。 現時点では、まだその気配は見えていません。 今後の太陽風の変化に注目して下さい。 太陽のフレア(太陽爆発)活動は穏やかです。 707、708黒点群はどちらも縮小傾向にあります。 2004/12/ 5 22:43 追加 (篠原) 関連の図はページの最後にあります 太陽風の衝撃波が地球に到来しました。 ACE衛星の観測によると、5日16時(世界時5日7時)に太陽風の衝撃波が観測され、 太陽風の様子が急激に変化しました。 速度は450km/秒とやや高速になった程度ですが、磁場強度は40nTと非常に強まっています。 沖縄のデータを見ると、5日17時(世界時5日8時)の少し前に磁場強度の急激な強まりが観測されています。 この変化が、衝撃波が地球に到達したことを示しています。 地球への影響を決定する、太陽風磁場の南北成分は非常に強い北向きになっていました。 そのため、今までの所はオーロラ活動などの磁気圏変動はほとんど発生していません。 AE指数はたいへん静かです。 現在の太陽風は速度は450km/秒のままですが、磁場強度は次第に下がり20nTに弱まりました。 しかし、依然かなり強い値です。 この後、南北成分が回転して強い南向きに切り替わる可能性があります。 その場合、オーロラ活動がたいへん活発になると思われます。 引き続き太陽風の変化に注目して下さい。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC 2004/12/ 5 22:43 追加 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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