宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/12/ 2 10:12 更新 太陽風速度はピークを越え、低下を始めています。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 地球は高速太陽風の領域から抜け始めています。 650km/秒だった太陽風は、1日18時(世界時1日9時)頃から速度の緩やかな低下が始まり、 現在は550km/秒まで下がりました。 磁場強度も引き続き弱まる傾向を見せており、5nTから3nTまで下がっています。 現在の磁気圏は穏やかで、オーロラ活動を示すAE指数では、 1日17時(世界時1日8時)頃に短期的なオーロラ活動が観測されていますが、 その他は小さな変動しかありません。 太陽風は引き続いて速度の低下を続けて行くでしょう。 27日周期の図を見ると、この3日間の太陽風の変化が良く分かります。 速度(緑線)と磁場強度(青線)のグラフに注目して下さい。 一方、新しいコロナホールが太陽面の中央線に達しています。 SOHO EIT284の太陽画像をご覧下さい。 南北(縦方向)に細長く、そして南側で広くコロナホールが見えています(黒く見えている領域です)。 続いてこの領域の影響による太陽風速度の上昇が、5日くらいから始まると予想されます。 GOES衛星の観測によると、放射線帯の高エネルギー電子の密度が増加傾向にあります。 これから図の赤線と青線が、警戒ラインといわれる10の4乗の線に達すると思われます。 衛星の運用などでは今後注意が必要になりそうです。 太陽面では707群と708群がやや活発なフレア(太陽爆発)活動を起こしています。 708群がM1.2の中規模フレアを、707群はCクラスの小規模フレアを5回起こしています。 これからも、小・中規模のフレアを起こす可能性がある様です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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