宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
活動領域 (NASA)
EIT284 (SOHO)
EIT195 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
コロナホール (NICT)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
カナダ磁場 (CANOPUS)
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オーロラ(衛星) (NICT)
Alaskaカメラ (SALMON)
カナダカメラ (CANOPUS)

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/11/21 11:45 コロナホールのため太陽風の速度が上昇し、オーロラが活動的になっています。
2004/11/22 09:55 太陽風は現在も高速(580km/秒)です。これから緩やかに低下するでしょう。
2004/11/23 10:48 コロナホールの影響を抜けつつあります。太陽風の速度は470km/秒に下がり、磁気圏は穏やかです。
2004/11/24 11:18 太陽風の速度は順調に低下しています。磁気圏は概ね静穏です。
2004/11/25 10:20 太陽風の磁場が強まり、速度も上昇しています。オーロラが活発になる可能性があります。
最新のニュース

2004/11/26 09:56 更新
500km/秒程度の高速風が続いています。オーロラ活動が活発です。

担当 篠原

地球はコロナホールによる高速太陽風の中に入っています。
昨日のニュース以降、太陽風は速度500km/秒前後の高速な状態が続いています。
太陽風磁場も5〜10nTの強さを保っており、南向きも頻繁に現れています。
このため、オーロラ活動が活発になり、AE指数では500〜800nT規模の変化が頻繁に観測されていました。
27日前の前周期では、高速風は3日程度続きました。
この傾向から考えると、あと2日程度速度が高い状態が続くかもしれません。
磁場強度は次第に弱まって行くでしょう。それと共に、オーロラの活動も低調になっていくはずです。

一方、SOHO EIT284の太陽画像には、
ひとつ目玉の様に大きなコロナホールが太陽の中心に近づいて来ました。
ちょうど27日前の、前周期の太陽画像も掲載しています。比較してご覧下さい。
今月初めに見られた太陽フレアの活発な活動と関連して、
太陽面の様子が大きく変わったのかもしれません。
ここからの吹き出している高速の太陽風は、
4〜5日後(11月30日、12月1日頃)くらいに地球に当たる様になるでしょう。
コロナホールの規模が大きくなっていますので、擾乱要因としてかなり強いものになる可能性があります。

昨日、東から上って来た新しい黒点群がCクラスのフレアを頻発させているとお知らせしましたが、
今の所、この群はおとなしくなっています。
まだやっと見えて来たばかりですので、しばらく注目したいと思います。



SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

11/25 19:06 UT

10/29 19:06 UT


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。