宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/11/23 10:48 更新 コロナホールの影響を抜けつつあります。太陽風の速度は470km/秒に下がり、磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 コロナホールによる高速太陽風の影響が次第に弱まって来ています。 昨日から、太陽風の速度は緩やかに低下を続け、現在は470km/秒になっています。 今後も同様に低下を続けていくと思われます。 磁場強度はやや下がり、3nT前後です。 弱い南向きになる時間帯がいくらか見られ、 それに連れて、オーロラの活動が見られる時間帯もあります(AE指数のグラフを参照)。 磁場の強度そのものが既に弱く、速度も低下を続けていますので、今後は穏やかな状態が続くでしょう。 SOHO EIT284の太陽画像では、次のコロナホールが西へ移動している様子が分かります。 明後日、25日頃から影響が現れそうです。 前周期は450km/秒程度の増速でしたが、今回はどうでしょうか。 先んじて磁場強度の強まりが観測されるはずですので注目してください。 太陽はとても穏やかです。 黒点群は小さな704群が見える程度です。 GOES衛星のX線データには、目立ったフレア活動は観測されていません。 22日16時(世界時22日7時)付近の幅広い山は、 太陽の東端の向こう側にある活動領域が起こした現象と思われます。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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