宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/11/16 09:35 更新 太陽風、磁気圏は静穏です。放射線帯の高エネルギー電子がやや高いレベルを保っています。 担当 篠原 2004年11月の低緯度オーロラの観測報告 今回の大磁気嵐に関連して低緯度オーロラなどを観測された方は、ぜひ宇宙天気ニュースへお知らせ下さい。 また、空のkirokuさんが、世界各地のオーロラ観測リストを作成されています。 オーロラ報告 2004-2005 大磁気嵐による美しいオーロラの写真を、お楽しみ下さい。 沖縄の磁場強度が順調に回復を続けています。 静穏時の目安である青い横線に-30nTまで近づきました。 今回の大磁気嵐の影響は次第に消えつつありますが、GOES衛星の観測によると、 静止衛星軌道の高エネルギー電子の密度が高い状態を保ち続けている様です。 一旦、警戒ラインを切ったとお知らせしていましたが、その後わずかですが増加の傾向を示しており、 現在はGOES10、12の両衛星が10の4乗の警戒ラインに達しています。 もうしばらく警戒が必要の様です。 太陽風の速度は緩やかな低下傾向が続いており、400km/秒の通常レベルに戻っています。 磁場強度は5nT前後を保っていますが、北寄り傾向が続いています。 このため、オーロラ活動はかなり静かで、 オーロラ活動の指標であるAE指数のグラフにはほとんど変化が見られませんでした。 コロナホール(SOHO EIT284カメラの太陽画像の中央やや上に薄暗く見えている領域)が、 太陽面南北方向(縦方向)の中央線に達しました。 ここから吹き出している高速の太陽風が、これから3〜4日ほどかけて地球に到達します。 昨日詳しく書きましたが、11月20日頃から太陽風の速度が上昇するでしょう。 この影響でオーロラ活動が活発化する可能性があります。 それほど大規模なコロナホールではありませんので、大きな乱れには発達しないと予想されます。 太陽では、700黒点群がやや活動的になっています。 昨日のニュース以降、C1の小さな小規模フレアですが4回ほど発生させています。 黒点群の様子からMクラスの中規模フレアを起こす可能性があるそうです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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