宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/11/ 8 18:11 更新 磁気嵐が非常に強く発達しています。北海道で低緯度オーロラが観測される可能性もあります。 2004/11/ 8 21:06 追加 今回の磁気嵐について関連情報をまとめたページを作製しました。 担当 篠原 太陽風の磁場がとても強く南を向いた状態が継続し、磁気嵐が非常に強く発達しています。 今朝のニュースで-40nTに達する太陽風磁場の強い南向きについてお知らせしましたが、 その後、この強い南向きは8日13時半(世界時4時半)まで約6時間に渡って続きました。 太陽風の速度も650km/秒と速かったため、磁気圏へ激しくエネルギーが流れ込み、 オーロラ活動が非常に活発になりました。 AE指数のグラフを見ると、1500nTから2500nTに達する様な変動が観測されています。 ここまで磁気圏が乱れると、オーロラは通常の位置を外れてより低い緯度で輝く様になります。 このため、AE指数の観測にも誤差が生じ、正しくオーロラの活動度を捉える事ができなくなります。 恐らく、本当のオーロラ活動の度合いはもっと激しかったのではないかと思われます。 磁気嵐としても非常に大きく発達しています。 沖縄の磁場変化をご覧下さい。8日15時(世界時8日6時)頃に、静穏レベル(青い横線)から-450nTに達する、 非常に激しい磁場の低下が観測されています。 磁場の低下の幅が大きいほど、磁気嵐は激しく発達をしています。 変化の幅は、昨年の11月の大磁気嵐に匹敵するものです。 昨年の例を参考にすると、今夜は北海道など北よりの地域でオーロラが観測できるかもしれません。 オーロラと言っても日本の様な低緯度では、赤いぼんやりとした光が観測されると考えて下さい。 ACE衛星の観測データを見ると、8日13時半(世界時4時半)頃lから太陽風の様子が変わり、 速度は750km/秒に増加したのですが、南向き磁場が-20nTへ弱まってしまいました (通常レベルと比べると、大変強いのですが)。 南向き磁場はその後も緩やかに弱まり続け、現在は-10nT程度になってしまった様です。 磁気圏の擾乱としては、これで一息つけそうです。 逆に、低緯度オーロラの観望としてはやや不利な条件になってしまいました。 観測に成功された方は、宇宙天気ニュースへ是非お知らせ下さい。 2004/11/ 8 21:06 追加 (篠原) 関連の図はページの最後にあります 今晩日本でもオーロラが!? 宇宙嵐に関する臨時情報(11月7日16時発表)を作製しました。どうぞご覧下さい。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT 2004/11/ 8 21:06 追加 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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