宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/11/ 5 12:01 更新 696黒点群が活発です。CMEを繰り返し発生させており、今後磁気嵐などの擾乱が予想されます。 担当 篠原 696黒点群が活発に活動しています。 4日18時(世界時4日9時)にC6.3の小規模フレア(太陽爆発)を、 今朝、5日8時(世界時4日23時)にM5.4の中規模フレアを起こしています。 この2つは共に発生時間が長時間に渡るタイプのフレアで、 CME(太陽ガスの放出現象)を起こしています。 (M5.4のフレアによるCMEの写真を掲載しています) 昨日のニュースでお知らせしていた、 4日0時半(世界時3日15時半)のM5.0の中規模フレアによるCMEに続いて、 これらのCMEによる高速の太陽風が地球に到来すると予想されます。 明日、6日の朝以降に連続して到着するのではないでしょうか。 太陽風の速度上昇や磁場強度の強まりが観測され、 磁気嵐が発達したり、オーロラ活動が活発化することが予想されます。 明日以降、注意が必要です。 696黒点群は勢力を拡大しており、大規模フレアへの注意も必要です。 太陽風は昨日のニュース以降、460km/秒程度まで上がりましたが、 その後緩やかに低下する傾向にあります。 現在は400km/秒にまで下がっています。 ひとまず、コロナホールの影響から抜けつつある様です。 オーロラ活動も小規模なものが見られる程度でした。 SOHO EIT284カメラの太陽画像では、 太陽の中心から下に向かって大きくコロナホールが広がっている様子が撮影されています。 7〜8日頃からこのコロナホールの影響が地球に及ぶと思われますが、 最初に述べたCMEの影響と重なって、週末から週明けにかけて活発な磁気圏活動が発生しそうです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SOHO衛星のLASCO C3カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
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