宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/10/17 12:20 更新 放射線帯高エネルギー電子が多い状態が続いています。太陽風、磁気圏は静穏です。 担当 篠原 放射線帯の高エネルギー電子密度の高い状態が続いています。 GOES衛星の観測によると、昨日も密度はわずかですが増加し、 青線(GOES10)と赤線(GOES12)が、共に警戒ラインである10の4乗の線を越えています。 高エネルギー電子は磁気圏の乱れが発生しなければ、数日かけて緩やかに減少するだけです。 衛星運用では、しばらく注意が必要でしょう。 太陽風は、引き続き緩やかに速度が低下し続け、320km/秒とかなり遅くなっています。 磁場強度も1〜3nTにまで弱まり、擾乱の要因はほとんどなくなっています。 AE指数のグラフにはほとんど変化が観測されておらず、 オーロラ活動はとても低調だった様です。 27日周期の図をご覧下さい。 前周期の太陽風の変化を見ると、9月20日にセクターの切り替わりが発生し、 その後、磁場南北成分の激しい振動と、小幅ですが速度の上昇が現れています。 この変化が今周期も繰り返されると考えると、 明日以降にセクターの切り替わりが観測され、 続いて磁場の振動、太陽風速度の上昇が始まると予想されます。 この変化に伴って、オーロラ活動が2〜3日程度活発化することが考えられます。 明日以降の太陽風の変化に注目して下さい。 太陽のフレア活動も目立った変化はありません。 682黒点群の姿がはっきり見えています。 規模に変化はなく、小規模フレアへの注意が必要な程度です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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