宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/10/16 08:22 更新 太陽風の速度がやや下がり、磁気圏は穏やかになっています。放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。 担当 篠原 太陽風の速度は緩やかに低下し、450km/秒と通常の速度に戻りつつあります。 磁場強度も4nT程度と更に弱まっています。 活発だったオーロラ活動も終息し、磁気圏はかなり穏やかになってきました。 AE指数のグラフは500nT以下の小規模な活動が見られるだけになっています。 15日18時(世界時15日9時)以降活動がやや増加している様に見られますが、 これは太陽風磁場が小さいながらも南向き成分を持つ傾向になっているためでしょう。 (ACE衛星の磁場データ、1列めの赤線にマイナス成分が現れている) SOHO EIT284カメラの太陽画像には、 太陽面の上寄りにやや暗くコロナホールが見えています。 東西方向(横方向)の位置としてはそろそろ地球へ影響を及ぼす頃ですが、 かなり北側(上側)の高緯度部にありますので、影響は小さいかほとんど見られないでしょう。 このまま太陽風は穏やかになり、磁気圏も静穏な状態が続くと予想されます。 静止衛星のGOES衛星の観測によると、 放射線帯の高エネルギー電子の密度が更に増加しています。 GOES10に続いてGOES12でも10の4乗の警戒ラインを越えています。 衛星の運用において障害が発生する可能性が高まっていますので、注意が必要でしょう。 太陽黒点は682群がやや規模を大きくしている様ですが、 小規模であり活動度も低い状態です。 Cクラスの小規模フレアが発生する程度でしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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