宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/10/12 10:50 更新 オーロラ活動がやや活発になっています。もうしばらくこの状況が続くでしょう。 担当 篠原 オーロラの活動がやや活発になっています。 AE指数のグラフを見ると、500nT前後の小規模な活動が頻繁に観測されています。 その原因となった太陽風の変化ですが、 昨日上昇をお知らせした太陽風の速度(ACEデータ4列目の黄色線)は、 11日16時(世界時11日7時)頃一時的にに470km/秒に達しました。 しかし、それ以上高速になることはなく、全体的に420km/秒前後で安定しています。 一方、太陽風磁場は5〜10nTとやや強めの状態で(1列目の白線)、 度々-5nT近く南を向いています(1列目の赤線のマイナス方向)。 このため、オーロラ活動が刺激されていると考えられます。 AE指数のグラフを見ると、 11日13時(世界時11日3時)、11日23時(世界時11日14時)、12日8時(世界時11日23時)の 3ヶ所でグラフが高まっているのが見られますが、 それぞれに対応してACEデータの太陽風磁場南向き成分が強まっているのが分かります。 (ACEデータ1列目の赤線がマイナス方向に強まっています) 今回の高速風(さほど高速ではありませんが)の原因となっているコロナホールは 現在が最も地球に影響を及ぼす位置にあります。 今後2〜3日ほど影響が続き、その後次第に速度が低下して行くと考えられます。 太陽面は黒点が全く見られなくなっています。 X線のレベルもAクラスにまで下がっています。 引き続き穏やかな状態が続きそうです。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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