宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/10/10 06:45 更新 太陽風の速度は低下し、磁気圏は静穏です。今後、コロナホールによる高速風が来ます。 担当 篠原 400km/秒に上がっていた太陽風の速度は緩やかに低下し、 現在は340km/秒になっています(ACEデータの4列めの黄色線)。 磁場強度は5nT前後です(1列めの白線)。 掲載しているACEデータの初めと終わりの部分で、 磁場の南向きの成分(1列めの赤線がマイナスになっている)が強く見られていますが、 ここに対応する時間帯で小さなオーロラ活動が発生していた様です。 AE指数のグラフに500nT以下ですが変化が観測されています。 しかし、基本的に磁気圏はとても穏やかでした。 SOHO EIT284カメラに見えているコロナホール(太陽中心やや下の暗い部分)が、 太陽の自転によって更に西側へ進んでいます。 明日か明後日頃から、ここから吹き出している高速太陽風が地球へ当たる様になります。 それに先立つ様に太陽風の磁場が一時的に強まることが予想されます。 現在のACEデータを見ると、わずかですが、5nTから6nTへの緩やかな上昇が見られています。 今後、10nT近くへと更に上昇した場合、それに続いて太陽風の速度が上昇するでしょう。 この磁場の強まりとともに、オーロラ活動が活発になりやすいので注意して下さい。 太陽面では黒点はほとんど見られなくなっています。 GOESのX線データを見るとレベルがやや上昇し、 Cクラスの小さなフレアが2回程発生しています。 これは太陽の西側(右側)の縁近くにやや活動的な領域が発生したためです。 これから太陽の陰に隠れてしまいますので、フレア活動は再び静かになるでしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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