宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 9/21 12:03 更新 太陽風の速度は通常レベルですが、磁場強度がやや強く、磁気圏は時折乱れています。明日の夜に衝撃波が来ると予想されます。 担当 篠原 太陽風の速度は380〜400km/秒と、通常のレベルが続いています。 磁場強度が5〜10nTとやや強く、時々大きな南向き成分が現れています。 このためにオーロラが一時的に活発になる時間帯が見られています。 AE指数のグラフを見ると、20日16〜18時(世界時20日7〜9時)にかけて 500nTを越えるオーロラ活動が見られています。 (これに対応して、太陽風磁場が大きく南を向いています) ACE衛星の最新データによると、現在も再び強い南向きになっています。 これからしばらくオーロラ活動が活発になりそうです。 ただし、太陽風の速度が普通のレベルですので、大きな擾乱にまでは発達しないでしょう。 前のニュースでお知らせしていた太陽面やや南寄りのコロナホールですが、 現在のところその影響は見られていません。 このまま何もない可能性もあります。 ただ、太陽風の磁場強度がやや強まって来ていますので、 これに続いてある程度の速度上昇が見られるかもしれません。 昨日、ニュースを発行しなかったためお知らせできなかったのですが、 20日1時半(世界時19日16時半)に、M1.9の中規模フレア(太陽爆発)が672黒点群で発生しました。 長時間続くタイプのフレアで、CME(太陽ガスの放出現象)を起こしていると思われます。 このCMEによる衝撃波が明日、22日の夜から23日の朝にかけて地球に到来すると予想されます。 太陽風の速度が上昇や磁場の強まりによって、オーロラ活動が活発になったり、磁気嵐が発達する可能性があります。 太陽面の西寄りで発生している事と、小さめの中規模フレアであることから、 大規模な擾乱になることはないでしょう。 現在の太陽活動は、 中小規模のフレアを672群が起こす可能性がありますが、比較的穏やかの様です。 SOHO衛星が全面的にメンテナンスに入っている様で、 多くのカメラで最新データが得られなくなっています。 宇宙天気予報における太陽観測衛星の重要性を感じさせられます。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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