宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 9/17 10:45 更新 太陽風速度はやや高い状態が続いています。磁気圏もやや活動的です。放射線帯の高エネルギー電子が増えています。 担当 篠原 昨日お知らせした、太陽風の衝撃波はまだ来ていません。 まだ注意が必要ですが、時間がかかる程速度も遅い事を意味していますので、 地球への影響はより小さくなります。 太陽風はコロナホールの影響が続いている様で、速度540km/秒を前後しています。 磁場強度は5nTと通常のレベルです。南北成分は頻繁に揺れながら変化を続けています。 このため、磁気圏もやや活発な状態が続いています。 オーロラ指数のAE指数を見ると、250〜500nT程度の弱い活動が連続的に現れる一方、 時折1000nTに達するオーロラの激しい活動が現れています。 コロナホールの影響は次第に弱まり、やがて速度も下がり始めるでしょう。 衝撃波という擾乱要因がありますが、それも短期の現象ですので、 次第に磁気圏は静穏になっていきます。 放射線帯の高エネルギー電子の密度が増加を続けています。 GOES 10,12の両衛星で、警戒ラインの10の4乗の線を越える様になりました。 (GOESのグラフの赤線と青線) もうしばらく増加が続くかもしれません。 また、減少には時間を要しますので、しばらくの間は衛星の運用などでは注意が必要でしょう。 672黒点群はやや勢力を弱めている様です。昨日は目立ったフレア活動は起こしませんでした。 一方、東の端に新しく673黒点群が見えて来ています。 両黒点群とも、規模としては小、中規模のフレアを起こす可能性を持っている様です。 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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