宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 9/19 06:33 更新 太陽風の速度が通常レベルに下がりました。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、昨日のニュース以降18日13時(世界時18日4時)頃まで、 太陽風の磁場が連続的に-4nTの南向きになっていました(1列めの赤線がマイナスになっている)。 このため、磁気圏に連続的に強いエネルギーが流れ込んでいた様で、 AE指数を見ると800nTの変化が連続して観測されています。 それ以降、太陽風の磁場は北寄りに変わり、 同時に太陽風の速度も一気に低下して420km/秒の通常レベルになりました。 それとともにAE指数の変動も下がり、以後は磁気圏は概ね静穏です。 現在の太陽風は速度400km/秒、磁場強度は6nT程度で、どちらも通常の値です。 SOHO EIT284カメラがメンテナンスに入っているため、 コロナホールを見ていた太陽画像が手に入りません。 その代わりにGOES衛星のX線画像を掲載しています。 SOHOに比べるとかなり見にくいのですが、 太陽中心のやや下寄りに暗くなっている部分が見えます。 ここがコロナホールになっていると思われます。 このコロナホールは明後日頃から地球への影響が見られると思います。 小規模だと思われますが、太陽風速度の上昇に注意して下さい。 放射線帯の高エネルギー電子の密度は下がり、警戒ラインを下回っています。 太陽のフレア(太陽爆発)活動は穏やかです。 太陽黒点では、672群はだいぶ弱まって来ました。 673群がCクラスの小規模フレアを起こすかもしれません。 GOES衛星の太陽X線画像。中心やや下寄りにコロナホールが見えます。19日6時(世界時18日21時)。 (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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