宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 8/30 10:47 更新 小規模の衝撃波が来ました。磁場強度が強まっており、オーロラが活発になると思われます。 2004/ 8/30 22:00 追加 太陽風磁場が大きく南を向き続けています。磁気嵐が発達しつつあります。 担当 篠原 29日19時(世界時29日10時)頃に、太陽風の衝撃波が地球に来ました。 速度の上昇は小幅で、400km/秒から450km/秒に上昇した程度です。 地球磁気圏への影響もほとんどなく、現在はオーロラ活動なども静かです。 しかし、衝撃波以降太陽風の磁場強度が強まっていて、現在は12nTに達しています。 南北成分は衝撃波以降主に北向きになっていたのですが、 次第に、磁気圏への影響が大きくなる南向きに切り替わりつつある様です。 ACE衛星の観測によると、今朝2時間程欠測していましたが、 再開した最新の部分では-5nTの南向きが見えています(1列目の赤線)。 磁場強度が強いため、さらに大きな南向きになる可能性があります。 太陽風の速度は400km/秒程度と速くはないため、大規模な乱れになることはありませんが、 しばらくオーロラ活動が活発になる可能性があります。 太陽黒点は大変小さく、663群が微かに見えている程度です。 フレアの活動レベルも大変低く、穏やかです。 一方、今月中旬に活発に活動を続けていた656黒点群が、太陽の裏側を回って、 9月1日頃再びこちら側に現れそうだという情報があります。 現在も大きな規模を保っている可能性があるそうです。 太陽の東縁(左縁)に注目して下さい。 2004/ 8/30 22:00 追加 (篠原) 関連の図はページの最後にあります 太陽風の磁場が南を向き始めたと今朝のニュースでお知らせしましたが、 その後南向きは更に強まり、30日14時半(世界時30日5時半)頃から-10nTに達しました。 この強い南向きは現在も続き、既に7時間以上続いています。 このため磁気圏内はとても活動的になっています。 沖縄の磁場変化を見ると、磁場強度が静穏レベル(青線)から-100nT近く下がっています。 まだ弱いですが磁気嵐が発達している様です。 また、AE指数も500nTから1000nTに達する変動を示しており、 オーロラ活動もかなり活発化している様です。 太陽風の速度が380〜400km/秒と普通の速度ですので、 急激な発達は起こりにくいですが、 太陽風磁場の南向きが続く間は、磁気圏の活動も活発な状態が続くでしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC 2004/ 8/30 22:00 追加 ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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