宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 8/ 7 10:16 更新 磁気圏は静穏です。太陽風の磁場が強まって来ました。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、太陽風の速度は約350km/秒とやや遅い状態が続いています。 地球の磁気圏も穏やかです。 オーロラの活動を示すAE指数のグラフにはほとんど変化がありません。 ただし、7日7時(世界時6日22時)頃から、太陽風の磁場強度が強まり始めました。 それまで5nT以下だったものが、現在は10nT弱に強まっています。 27日周期の図を使って解説してきましたが、前周期の太陽風の変化を参考にすると、 磁場強度の強まりに続いて速度の上昇が見られるかもしれません。 コロナホールの様子から規模は小さいと思われますし、 磁気圏への影響も小さいでしょうが、変化に注目したいと思います。 SOHO EIT284カメラの太陽画像では、 中心やや南(下)にコロナホール(少し暗くなっている場所)が見えています。 ここからは速度の速い太陽風が吹き出しています。 しかし、地球に届くにはやや南に離れすぎている様です。 影響があるとすると3日後頃になります。 太陽黒点は655群と、東(左)に新しい群が見えて来ています。 いずれも小さく、フレア(太陽爆発)活動は見られません。 放射線帯の高エネルギー電子は減少を続けています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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