宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 8/ 6 11:04 更新 太陽風速度と磁場強度がやや上昇しています。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 6日1時(5日16時)頃から太陽風の速度がやや上昇し、300km/秒から380km/秒になりました。 上昇した後でも静穏レベルですので、地球への大きな影響は出ていません。 同時に磁場強度もやや上昇し、南北に振れる事も見られています。 このためか、AE指数には500nT程度の弱い変化が見られます。 昨日お伝えしたセクター境界の切り替わりですが、 一時的な乱れだった様で、現在は再び前の状態に戻っています。 27日周期の図を示していますが、 太陽風の速度や磁場の変化について前周期との違いが少しずつ見えて来ています。 今後、コロナホールによる小幅の速度上昇が予想されていますが、 前周期とどのように変わっているか興味が持たれます。 放射線帯の高エネルギー電子の密度が低下しました。 赤と青の線が、警戒ラインと言われる10の4乗を下回る様になりました。 太陽のフレア(太陽爆発)活動はたいへん穏やかです。 太陽の中心やや下に小さく655黒点群が見えています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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