宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 8/ 3 11:29 更新 放射線帯高エネルギー電子の密度が高いです。太陽、太陽風、磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 放射線帯の高エネルギー電子は昨日よりも密度が上昇し、GOES10、12の両衛星で10の4乗を越えています。 この線を越えると、人工衛星に支障が発生する可能性が高くなります。 引き続き数日に渡って警戒ラインを越えた状態が続くと思われますので、ご注意下さい。 太陽風は速度400km/秒(ACEデータの黄色線)、磁場強度約4nT(白線)と穏やかな状態が続いています。 磁場の南北成分(赤線)は北向きが主で、時折南向きが2時間程度現れたりしています。 磁気圏も概ね静穏で、オーロラの活動を示すAE指数のグラフを見ても、 500nT程度の小さな変化が短時間見られた程度です。 (このオーロラ活動は、太陽風の磁場が南を向いた(赤線がマイナスになった)後に発生しています) SOHO衛星のEIT284カメラの太陽画像を見ると、 中央からやや左寄り(東寄り)に少し暗くなっている部分が見られます。 あまりはっきりしないのですが、ここにコロナホールがある様です。 コロナホールとは太陽の磁場が外に向かって開いている場所で、ここから速い太陽風が吹き出しています。 この高速風が地球に当たると、オーロラ活動が活発になったり、磁気嵐が起こったりします。 コロナホールが太陽の中心を過ぎて、3〜4日ほど経つと高速風が地球に当たる様になります。 そうなるまでに、あと4〜5日ほどかかりそうです。 太陽面では654、655の黒点群が見えています。 どちらも規模は小さいですが、655群がC4程度の小規模フレア(太陽爆発)を起こしています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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