宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 7/30 12:04 更新 磁気圏は穏やかです。放射線帯の高エネルギー電子の密度が非常に高まっています。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、太陽風の速度はほぼ静穏レベルの450km/秒に下がりました。 磁気圏も穏やかになっています。 参考のためにNICTのDst予測のグラフを掲載していますが、ほぼ静穏レベル(青線)に戻っています。 オーロラ活動もすっかり穏やかになり、AE指数のグラフにはほとんど変化が見られなくなりました。 一方、放射線帯の高エネルギー電子の密度が非常に高まっています。 今日にかけて更に電子密度が増加し、 GOES10(青線)、GOES12(赤線)の両方の静止衛星で10の5乗の線を越えています。 衛星の運用において障害が発生しやすい状態が続いています。 減少するまで、しばらくの間注意が必要でしょう。 昨日のニュースでお知らせしましたが、28日15時(世界時28日6時)にピークに達したC4のフレアによる CME(太陽ガスの放出現象)の高速太陽風が今夜以降地球に到達する可能性があります。 オーロラが活発になったり、小規模な磁気嵐を発生させる可能性があります。 652黒点群は、太陽の裏側に回り込み、とうとう見えなくなってしまいました。 この黒点群が見えなくなる直前の、 29日21時(世界時29日12時)頃にC2の小規模フレアを発生させました。 フレアとしては小さかったのですが、美しいCMEを発生させています。 SOHO衛星LASCO C3による観測画像を掲載します。 太陽の西の端で発生したので、地球への影響はほとんど無いでしょう。 SOHO衛星LASCO C3カメラによる、29日21時(世界時29日12時)のCME(太陽ガスの放出)の様子。 (c) ESA & NASA ニューラルネットワークによるDst指数(赤道環電流)の予測(赤線)。 (c) NICT SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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