宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
27日周期 (NICT)
短期太陽風電子
太陽黒点 (SOHO)
太陽X線 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 6/16 08:01 太陽風の速度が550km/秒に上昇しています。磁場強度は弱まっています。
2004/ 6/17 09:20 太陽風の速度はやや下がって500km/秒になっています。磁気圏は静かです。
2004/ 6/18 10:55 太陽風速度は500km/秒とやや高速が続いています。634、635黒点群が大きな姿を見せています。
2004/ 6/19 11:18 635黒点群が発達を続けています。太陽風の速度はやや下がっています。
2004/ 6/20 07:36 太陽黒点634、635群が地球の正面に来ています。太陽風速度は400km/秒近くまで下がりました。
最新のニュース

2004/ 6/21 11:06 更新
634、635黒点群は規模を保っています。磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

634、635両黒点群は現在も規模を保っています。
635群は昨日小さいCクラス小規模フレアを2回起こしました。
引き続きMクラスの中規模フレアを発生させる可能性を保っています。
ほぼ地球正面に来ていますので、CMEが発生した場合には地球への影響も見られるでしょう。

太陽風は速度が400km/秒と静穏レベルが続いています。
磁場の強さも4nT前後が続き、大きく南を向く事もありませんでした。
このため、磁気圏は穏やかで、
AE指数のグラフを見るとオーロラ活動はほとんど見られなかった様です。
また、放射線帯電子の密度にも増加は見られません。

27日周期の図を参考にすると、今後3〜4日程度穏やかな状態が続きそうです。
6月24日頃に太陽風磁場のセクター境界を越え、
その後、磁場強度が強まって磁気圏がやや乱れる可能性があります。



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC



27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版)
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) NICT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT


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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。