宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2004/ 6/16 08:01 更新 太陽風の速度が550km/秒に上昇しています。磁場強度は弱まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は緩やかに上昇し、550km/秒になっています。 太陽風磁場は、昨日のニュース以降も度々大きな南向きを示しました。 速度が上昇していた事もあり、南を向いた時にオーロラ活動が活発になりました。 AE指数を見ると1000nTに達する変化も観測されています。 沖縄の磁場も一時的ですが、静穏レベルから-70nTを越える程の減少を示しています。 磁気圏が活発に活動していた様です。 太陽風の磁場は16日0時(世界時15日15時)頃から弱まり始め、7nTまで下がりました。 それでもまだやや強い状態ですので、今後も南向きの変化には注意が必要です。 太陽観測衛星SOHOのEIT284カメラの太陽画像を見ると、 中心やや下から右側にかけてやや暗い領域が見えています。 ここはコロナホールと呼ばれ、速度の速いガスが吹き出している領域です。 現在はここの影響で太陽風がやや高速になっていると考えられます。 この影響はもう3〜4日続きそうです。 太陽黒点は634群、635群が大きな黒点群に発達しています。 この活動領域付近で小さな爆発が頻繁に見られ、活発に活動しています。 今後、Mクラスの中規模フレアを起こす可能性があるそうです。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|