宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 6/14 11:06 太陽風磁場が強まり、大きく南を向いています。磁気圏は静穏です。
2004/ 6/15 10:05 太陽風磁場の大きな南向きは終わりました。しかし、磁場強度は強く、速度も上昇していますので、オーロラが活発になるかもしれません。
2004/ 6/16 08:01 太陽風の速度が550km/秒に上昇しています。磁場強度は弱まっています。
2004/ 6/17 09:20 太陽風の速度はやや下がって500km/秒になっています。磁気圏は静かです。
2004/ 6/18 10:55 太陽風速度は500km/秒とやや高速が続いています。634、635黒点群が大きな姿を見せています。
最新のニュース

2004/ 6/19 11:18 更新
635黒点群が発達を続けています。太陽風の速度はやや下がっています。

担当 篠原

太陽面で黒点群の635群が発達しています。
黒点の写真を見ると、黒点の分布が複雑になっています。
これは黒点群がエネルギーを蓄えている事を示していて、
フレア(太陽爆発)の可能性が高まっていると考えられます。
634群と635群は昨日、Cクラスの小規模フレアを起こしてますが、
引き続きMクラスの中規模フレアを発生させる可能性があります。

太陽風はやや速度を下げ、480km/秒になっています。
AE指数には500nT程度の小規模なオーロラ活動が度々見えていますが、
磁気圏は概ね静穏だったと言えます。
これからもしばらくこの様な状態が続くと予想されます。
次第に太陽風の速度は下がり、磁気圏はさらに静かになって行くでしょう。



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。