宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 6/14 11:06 更新 太陽風磁場が強まり、大きく南を向いています。磁気圏は静穏です。 担当 篠原 ACE衛星の観測によると、太陽風磁場の様子が大きく変化しています。 磁場の強度が強まって10nT程度前後で推移しています(白線)。 また、14日2時(世界時13日17時)頃から大きく南を向く様になり、-5nTの状態が続いています(赤線)。 太陽風の速度はかなり遅く(黄色線)、300〜380km/秒に留まっています。 この低速風のためか、太陽風が大きく長時間南を向いている割に磁気圏は静穏です。 オーロラの活動を示すAE指数のグラフには昨日以降ほとんど変化が現れていません。 この太陽風磁場の擾乱は27日周期の図で見えていた前周期の変化と対応するものです。 磁場の擾乱は今後も続き、 明日の遅くか明後日頃からコロナホールによる太陽風速度の上昇が見られると予想されます。 オーロラが活発になるなど、磁気圏の活動がやや活発になる可能性があります。 太陽では、13日20時(世界時13日11時)にM1クラスの中規模フレア(太陽爆発)がありました。 発生箇所は、太陽の東端(左端)に見え始めた634黒点群と思われます。 この領域はSOHO EIT284カメラの太陽画像でも、明るく輝いて見えています。 まだ見え始めたばかりですので、この領域の活動度が分かるまで注意が必要でしょう。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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