宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 6/10 10:44 更新 太陽風がやや高速になっています。太陽風磁場の変化によって、オーロラが活発になる可能性があります。 担当 篠原 昨日お知らせしたCMEによる影響で、太陽風の速度がやや上昇しています。 ACE衛星の観測によると、10日10時(世界時10日1時)頃から太陽風の速度は550km/秒近くまで上昇しました。 太陽風の磁場も8nTくらいに強まっています。 いずれも変化としては小幅で、磁場も北を向いているので地球への影響は小さく、 磁気嵐などの大きな擾乱を起こすことは無いでしょう。 太陽風の速度は既に低下を始めています。 昨日以降の太陽風の変化を見ると、速度は低速でしたが、磁場が南北に頻繁に振れていました。 この影響で、オーロラもある程度活発になっていた様です。 AE指数を見ると、500nT前後の振幅ですが、度々変化が観測されています。 太陽風の磁場強度がやや大きくなっていることもあり、 今後も、磁場が南向きに変化するとオーロラ活動が活発になるでしょう。 太陽面では黒点はほとんど見られなくなっています。 X線の背景強度もかなり低下していて、Aの低いレベルにまで下がっています。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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