宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 6/ 7 11:49 更新 太陽風速度は静穏レベルです。磁気圏も静穏です。 担当 篠原 金星が更に太陽に接近しています。しかし、天候は全国的に厳しそうです。 明日は各地でWeb放送が計画されています。 せめて日本のどこかが晴れてくれれば、Webで日面通過を見る事ができるかもしれません。 太陽黒点は現在も大変少なく、金星の日面通過を飾る事は無さそうです。 フレア活動は穏やかです。 参考: ライブ・ユニバース AstroArts・金星の日面通過(インターネット中継局のリストが掲載されています) ACE衛星の観測によると、太陽風の速度が昨日一時的に500km/秒へ上昇していました。 SOHO EIT284カメラに小さく見えていたコロナホールの影響が及んでいるのかもしれません。 現在は460km/秒へ下がっています。 磁気圏は静穏です。 SOHO EIT284カメラでは大きなコロナホールは見られず、これからも穏やかな状態が続きそうです。 しかし、27日周期の図をご覧下さい。 前周期の太陽風磁場(赤・青線)を見ると、 今日に相当する5月11日から15日にかけて磁場が大きく南北に変化して、 オーロラ活動をやや活発にしていた(水色線)事が分かります。 この傾向が今回も見られた場合、オーロラが活発になる可能性があります。 今後4日程、太陽風磁場に注意が必要でしょう。 SOHO衛星LASCO C3カメラが捉えた、日面通過へ向かう金星。 (c) ESA & NASA SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
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