宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
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太陽黒点 (SOHO)
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 5/31 12:21 太陽風の速度が500km/秒へ上昇しています。618群がC7の小規模フレアを発生させました。
2004/ 6/ 1 13:15 太陽風の速度が550km/秒と高くなっています。コロナホールのため更に上がるでしょう。
2004/ 6/ 2 10:43 太陽風の速度が550km/秒が続いています。更に上昇する可能性があります。
2004/ 6/ 3 11:13 太陽風の速度は500km/秒へやや下がっています。放射線帯電子が増加しつつあります。
2004/ 6/ 4 10:40 太陽風の速度は緩やかに低下を続けています。一時的にオーロラの活動が高まっています。
最新のニュース

2004/ 6/ 5 10:08 更新
太陽風速度は低下を続け、磁気圏は穏やかです。放射線帯電子の増加も止まりました。

担当 篠原

今日1枚めの写真は、太陽面通過へ向かう金星です。
太陽観測衛星のSOHO衛星LASCO C3カメラが捉えた映像です。
これから3日かけて、いよいよ太陽の前を横切ります。
参考:アストロアーツ・金星の日面通過

太陽風の速度は450km/秒まで下がっています。
このため、磁気圏は穏やかになっています。
ただし、太陽風の磁場強度は5nTを越える程度ありますので、
南を向くとオーロラ活動がやや活発になる可能性があります。

SOHO EIT284カメラの太陽画像では、中央付近に小さなコロナホールが見えているだけです。
今後しばらく高速太陽風の心配は無いでしょう。
太陽の東縁(左端)が明るく輝いています。
新しい活動領域が上りつつある様です。この領域に見えているであろう黒点群の規模に注目です。

太陽面は非常に穏やかで、黒点がほとんど見えなくなっています。

放射線帯の高エネルギー電子の増加はほぼ止まった様です。
警戒域に達する事はありませんでした。



SOHO衛星LASCO C3カメラが捉えた、日面通過へ向かう金星。
(c) ESA & NASA


SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC





この情報ページについて、コメント、要望などがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。