宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 6/ 8 09:36 更新 今日、金星の日面通過が見られます。太陽風磁場の変動に注意が必要です。 担当 篠原 宇宙天気現象ではありませんが、今日14時頃から金星の日面通過が世界的に観測されます。 LASCO C3カメラでは、とうとう金星が遮蔽板に隠れてしまいました。 もう一段太陽に近いLASCO C2でよく見えています。 金星は、太陽の南端をゆっくりと6時間かけて通過します。 日本では通り抜ける前に日没になってしまいます。 地上の天気予報が良くない様で、観測が心配されます。 観測情報:AstroArts・金星の日面通過(ライブ中継局も紹介されています) 宇宙天気観測機器の中には宇宙から太陽を観測しているものもあります。 リアルタイムでデータが公開されているものも多いですので、宇宙から日面通過を観測するのも良いかもしれません。 SOHO衛星リアルタイム画像 では、最新画像の一覧を見る事ができます。 LASCO C2で接近の様子を見る事ができます。 太陽通過中はEIT195が更新頻度が高く、観望に適している様です。 静止軌道にある米国の気象衛星GOESのX線画像もあります。太陽の見え方が地味ですが、 静止画像ページ(写真をクリックすると大きくなります) 動画のページ(2列目のJavaAppletまたはJavaScriptをクリックして、 新しいページのLoopボタンを押してしばらく待って下さい) 122年ぶりの珍しい現象です。どうぞお楽しみください。 太陽風の速度は440km/秒に下がっています。コロナホールの影響は抜けきった様です。 太陽風磁場は5nTとやや強めで、現在大きく南向き成分を持っています。 昨日のニュースでお知らせした状況が現れている様です。 このため、AE指数がかなり大きく変化しています。 太陽風から多くのエネルギーが地球磁気圏に流れ込んでいる事を示しています。 現時点ではオーロラの活発化には至っていない様ですが、今後もやや活発になる可能性があります。 これから3日程度注意が必要でしょう。 太陽は穏やかです。黒点群も目立つものはありません。日面通過にとってはやや寂しいですね。 SOHO衛星LASCO C3カメラが捉えた、日面通過へ向かう金星。 (c) ESA & NASA SOHO衛星LASCO C2カメラが捉えた、日面通過へ向かう金星。 (c) ESA & NASA SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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