宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 5/31 12:21 更新 太陽風の速度が500km/秒へ上昇しています。618群がC7の小規模フレアを発生させました。 担当 篠原 31日9時(世界時0時)にC7クラスの小規模フレア(太陽爆発)が観測されました。 発生箇所は太陽の西(右)へかなり移動している618群です。 GOES衛星のX線グラフでは、フレアの発生時間が長いタイプですので、 CME(太陽ガスの放出)を起こしている可能性があります。 ただし、西に向かって放出されますので地球への影響は無いでしょう。 太陽風の速度が500km/秒へ上昇しています。 31日0時(世界時30日15時)頃から上昇が始まっています。 これからコロナホールの南北に伸びる部分の影響が強まりますので、しばらく高速な状態が続くでしょう。 AE指数のグラフでは磁気圏は活動的になっている様です。 500〜1000nT程度の変化が、太陽風速度の上昇以降続いています。 ACEの磁場データのプロットが不鮮明で分かりにくいのですが、 ある程度南向き成分が強まっているのではないでしょうか。 沖縄の磁場データも-40nT程度の減少を示しており、弱いですが磁気嵐的な発達を見せている様です。 速度が上昇している事もあり、しばらく活動的な状態が続く可能性があります。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 沖縄の磁場擾乱 下へ下がるほど、擾乱が発達している事を意味します。 (c) NICT | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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