宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 5/25 11:53 更新 太陽風はやや高速の状態が続いています(500km/秒)。618黒点群が発達しています。 担当 篠原 カナダのサスカチュワン州サスカトゥーンから更新しています。 この街には、SuperDARN(スーパーダーン)と呼ばれる、 北極の電離圏を観測している大型レーダー群のひとつが設置されています。 この大型レーダー群は地球の北極域と南極域に極地を包み込む様に15カ所設置されています。 北極のレーダーの広がりを下図で紹介します。扇のひとつひとつがレーダーの観測域を示しています。 太陽風の速度は500km/秒で安定した状態が続いています(ACEの黄色線)。 コロナホールはかなり過ぎたと思われるのですが、意外に速度が低下していません。 磁場強度も5nTとやや強い状態が続いています(ACEの白線)。 このため、時々大きく南向きになって(赤線がマイナスに変化する)、 地球のオーロラ活動を活発にしています。 AE指数のグラフを見ると、24日16時・21時(世界時24日7時・12時)に1000nT近い活動が起きています。 ACEの太陽風データに戻ると、この時刻の前に大きく磁場が南を向いていた事が分かります。 この様なときに、太陽風から地球にオーロラを起こすエネルギーが注入されるのです。 太陽黒点の618群の規模が大きくなっています。 昨日もCクラスの小規模フレアを起こしました。 今後も中規模のフレアを起こす可能性がありますので、注意して下さい。 北極圏を覆う様に観測網を広げているSuperDARNのレーダー群。 (c) JHU/APL SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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