宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 5/17 10:51 太陽風速度は350km/秒を前後しています。磁気圏は静穏です。
2004/ 5/18 11:41 磁気圏は穏やかです。太陽風の速度は320km/秒に下がっています。
2004/ 5/19 10:35 太陽風磁場のセクター境界を越えました。磁気圏は穏やかです。
2004/ 5/20 10:47 太陽風磁場の強度が強まっています。また、コロナホールのため速度も上昇を始めています。
2004/ 5/21 11:41 コロナホールのため、太陽風の速度は550km/秒に上昇しています。
最新のニュース

2004/ 5/22 11:48 更新
M2.6の中規模フレアが発生しました。太陽風速度は500km/秒が続いています。

担当 篠原

今朝、8時37分(世界時21日23時37分)にM2.6の中規模フレア(太陽爆発)が発生しました。
GOES衛星のX線カメラが捉えた映像を掲載しています。
発生箇所は東から上って来たばかりの618黒点群です。
引き続き中・小規模のフレアを起こすかもしれません。

太陽風の速度は増減しながらも500km/秒とやや高速な状態を保っています(ACEデータの黄色線)。
昨日太陽の中心を通過したコロナホールは、西へ(右へ)進んでいます(SOHO EIT284カメラ画像を参照)。
この領域の影響がもう2日程続くと予想されます。
太陽風の磁場強度は再び5nTを越える様になっています(ACEの白線)。
太陽風の磁場はある程度南を向いていた(赤線がマイナスになる)様ですが、磁気圏はほぼ静穏でした。
オーロラ活動を示すAE指数のグラフにはほとんど変動が見られません。
しかし、磁場強度はやや強めですから、南向きの傾向に変わった場合には、
高速風の効果もありオーロラ活動が活発になる可能性があります。

また、今後放射線帯の高エネルギ−電子の密度が上昇する可能性があります。
現在はまだ低レベルですが、今後の動向に注意が必要でしょう。



GOES衛星の太陽X線画像による太陽フレア。22日9時(世界時22日0時)
(c) NOAA/SEC


SOHO衛星EIT284カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。