宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
|
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
|
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2004/ 5/17 10:51 更新 太陽風速度は350km/秒を前後しています。磁気圏は静穏です。 担当 篠原 太陽風は速度が遅い状態が続いています。現在も350km/秒を前後する程度です(ACEの黄色線)。 太陽風磁場強度(白線)は5nTのままですが、北寄りにある(赤線のプラス方向)時間帯が長い様です。 このため、磁気圏は静穏な状態が続いています。 オーロラの活動の程度を示すAE指数のグラフでは、目立った変化は観測されていません。 SOHO EIT284の太陽画像では、太陽の下半分がやや薄暗く見えています。 この領域の中央付近から左にかけての、より暗く見えている部分はコロナホールです。 ここから高速の太陽風が吹き出していると考えられます。 地球に影響が及ぶのは21日以降と見積もられますが、 あまりはっきりしたコロナホールではありませんので、強い影響は無いと思われます。 太陽黒点は609群に続いて612群が発達を示し、ややにぎわっています。 しかし、フレア(太陽爆発)活動は低調です。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|