宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 4/13 09:47 小規模な衝撃波が来ています。次の衝撃波に向け、夕方以降注意が必要です。
2004/ 4/14 09:31 磁気圏は静穏です。太陽風速度は430km/秒に下がっています。
2004/ 4/15 13:21 太陽風の速度は350km/秒まで下がっています。磁気圏はたいへん穏やかです。
2004/ 4/16 13:28 太陽風の磁場が強まり、オーロラ活動がやや活発になっています。
2004/ 4/17 14:31 引き続き、オーロラ活動がやや活発です。
最新のニュース

2004/ 4/18 17:29 更新
太陽風速度が低下し、オーロラ活動は弱まっています。

担当 篠原

ブラッドフィールド彗星が雄大な姿を見せています。
今日はやや大きい写真で紹介したいと思います。
写真中央の白い丸が太陽の大きさです。
今私たちが仰いでいる青空の中、太陽のすぐ横にこの彗星が輝いているのです。

2日ほど弱いながらもオーロラ活動が続いていましたが、
太陽風の様子がやや変わり、活動が更に弱い規模に下がっています。
オーロラ活動の指標であるAE指数では500nT未満の弱いレベルに低下しています。

これは、太陽風の速度(ACEデータの黄色線)が400km/秒を切る程に低下したことと、
太陽風磁場の南向き成分(赤線のマイナス方向)があまり見られなくなったためでしょう。
太陽風の速度が低下していますので、穏やかな状態が続くでしょう。

GOES衛星のX線観測では、太陽フレアは穏やかな状態が続いています。



SOHO衛星LASCO C3カメラの中に姿を現したブラッドフィールド彗星(日本時間18日13時54分)
(c) ESA & NASA


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。