宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 4/18 17:29 更新 太陽風速度が低下し、オーロラ活動は弱まっています。 担当 篠原 ブラッドフィールド彗星が雄大な姿を見せています。 今日はやや大きい写真で紹介したいと思います。 写真中央の白い丸が太陽の大きさです。 今私たちが仰いでいる青空の中、太陽のすぐ横にこの彗星が輝いているのです。 2日ほど弱いながらもオーロラ活動が続いていましたが、 太陽風の様子がやや変わり、活動が更に弱い規模に下がっています。 オーロラ活動の指標であるAE指数では500nT未満の弱いレベルに低下しています。 これは、太陽風の速度(ACEデータの黄色線)が400km/秒を切る程に低下したことと、 太陽風磁場の南向き成分(赤線のマイナス方向)があまり見られなくなったためでしょう。 太陽風の速度が低下していますので、穏やかな状態が続くでしょう。 GOES衛星のX線観測では、太陽フレアは穏やかな状態が続いています。 SOHO衛星LASCO C3カメラの中に姿を現したブラッドフィールド彗星(日本時間18日13時54分) (c) ESA & NASA ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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