宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 4/15 13:21 更新 太陽風の速度は350km/秒まで下がっています。磁気圏はたいへん穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は一層低下し、350km/秒に下がっています(ACEデータの黄色線)。 ただし、太陽風の粒子の密度(橙色線)が、 通常レベルの1個/ccから5個/ccへ上昇を示しています。 これが直ちに擾乱を起こす事はありませんが、太陽風の変化にしばらく注意が必要です。 磁気圏はとても穏やかで、AE指数ではオーロラ活動がほとんど見られませんでした。 SOHO EIT284カメラの太陽画像ではコロナホール(やや暗く見える領域)は見られません。 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前のデータから、これからの宇宙天気を予想します。 現在は太陽活動が穏やかになっている時期です。 この期間は安定して27日の周期で太陽風の変化が発生し、磁気圏が周期的に乱れる傾向があります。 (ただし、太陽フレア(太陽活動)による突発的な擾乱はこの方法からは予想できません。ご注意ください。) 27日周期の図をご覧下さい。 27日前に当たる3月19日前後も穏やかな状態が続いていました。 その後、太陽風の磁場がやや強くなって(南向き成分も含んでいるため)、 オーロラ活動がやや活発になった様ですが、小規模な活動です。 3月24日以降に、太陽風磁場のセクターの切り替わりがあり、続いて磁場強度の増加、 コロナホールによる高速太陽風の到来と次第に擾乱が強まっていきました。 今日以降も、これからしばらく小規模なオーロラ活動が続いて、4月20日以降に本格的に擾乱が始まる という経過をたどる事が予想されます。 最後に、太陽フレアの活動は現在も穏やかです。 太陽黒点の591群がやや発達していますし、東縁(左縁)からは新しい黒点群が上りつつあります。 今後、状況が変わっていくかもしれません。 SOHO衛星のEIT284カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット (太陽風版) 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) NICT
(c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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