宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2004/ 4/16 13:28 更新 太陽風の磁場が強まり、オーロラ活動がやや活発になっています。 担当 篠原 宇宙天気の話題から脱線しますが、SOHO LASCO C3画像の下隅に白く細長い筋が見えています。 これはブラッドフィールド彗星だそうです。 これから4月20日にかけて、ゆっくり画面を上へ移動して行くそうです。 (英文のページですが、SpaceWeather.comで移動の予定を見る事ができます) 太陽黒点の591群がM1.2の中規模フレアを16日1時(世界時15日16時)に起こしています。 とても短時間のフレアで、CMEなどの影響は見られません。 591群は今後も中規模フレアを起こす可能性があるそうです。 太陽面では東(左)から594群が上って来ました。 SOHO EIT195の太陽画像では、東縁(左縁)には明るい領域があり、続いて別の黒点群も上ってくる様です。 昨日の予想に書いていましたが、太陽風の磁場(ACEデータの白線)が8nT程度にやや強まり、 南向き成分(赤線のマイナス成分)が頻繁に現れているため、オーロラ活動がやや活発になっています。 15日23時(世界時15日14時)頃からAE指数が緩やかに上昇し、500nT前後の変化が続いています。 わずかですが、太陽風の速度が450km/秒に上昇している事も擾乱を強めた要因と言えるでしょう。 この程度の乱れがこれから3〜4日続く可能性があります。 SOHO衛星のEIT195カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
SOHO衛星のLASCO C3カメラの映像 (c) SOHO (ESA & NASA)
GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SEC SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点 (c) SOHO (ESA & NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SEC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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