宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

 
当時「情報通信研究機構宇宙天気システムグループ」よりお届けした記事です
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの全リスト)
2004/ 4/ 9 10:25 太陽風の速度は下がり磁気圏は静穏です。また新しい衝撃波が地球に向かっています。
2004/ 4/10 11:24 衝撃波は到来しましたが小規模でした。磁気圏は穏やかです。
2004/ 4/11 11:04 2つめの衝撃波が来ました。小規模で、磁気圏への影響はほとんどありません。
2004/ 4/12 07:58 full halo CMEが発生しました。明日の夕方以降注意が必要です。
2004/ 4/13 09:47 小規模な衝撃波が来ています。次の衝撃波に向け、夕方以降注意が必要です。
最新のニュース

2004/ 4/14 09:31 更新
磁気圏は静穏です。太陽風速度は430km/秒に下がっています。

担当 篠原

昨日、太陽風の速度が上昇しましたが、その後1日ほどかけて緩やかに低下し、
430km/秒まで戻っています(ACEデータの黄色線)。
その間やや高速の太陽風が続いていましたが、
太陽風磁場は南向き成分が弱く(赤線のマイナス方向)、磁気圏への影響はほとんどありませんでした。
AE指数ではオーロラ活動はほとんど見られなかった様です。

GOES衛星のX線観測によると、太陽のフレア(太陽爆発)活動はほとんど見られず穏やかです。
588黒点群がいよいよ西に没します。
SOHO EIT195の太陽画像では、太陽の東縁(左端)が明るく輝いて見えています。
新しい活動領域が上りつつある様です。
今後太陽活動が活発になるかもしれません。

衝撃波が間もなく来ると思われますが、時間がかなりかかっていますので、
速度の上昇など規模は小さいと思われます。
それ以降は4月20日ころまで静穏な状態が続くでしょう。



SOHO衛星EIT195カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

最新映像


ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SEC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SEC



SOHO衛星のMDIカメラによる太陽黒点
(c) SOHO (ESA & NASA)





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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。